動きの規則性
ナイトはL字の形で動く駒です。
ナイトがあるマス (file1,rank1) から別のマス (file2,rank2) に移動できるのは、以下の条件を満たす場合のみです。
(∣file1−file2∣,∣rank1−rank2∣)in(1,2),(2,1)
つまり、ナイトは 縦に2マス+横に1マス または 横に2マス+縦に1マス のいずれかの動きをしなければなりません。
ボードの端など移動先が制限されている場合を除き、ナイトは任意のマスから8つの異なるマスに移動することができます。
- (+2,+1) : 右に2ファイル、上に1ランク
- (+2,−1) : 右に2ファイル、下に1ランク
- (−2,+1) : 左に2ファイル、上に1ランク
- (−2,−1) : 左に2ファイル、下に1ランク
- (+1,+2) : 右に1ファイル、上に2ランク
- (+1,−2) : 右に1ファイル、下に2ランク
- (−1,+2) : 左に1ファイル、上に2ランク
- (−1,−2) : 左に1ファイル、下に2ランク
例
e4 → f6
- 開始位置:e4 = (5,4)
- 目標位置:f6 = (6,6)
- 計算:
- ファイルの差:∣5−6∣=1
- ランクの差:∣4−6∣=2
- 結果: ✅ リーガルムーブ
d3 → f4
- 開始位置:d3 = (4,3)
- 目標位置:f4 = (6,4)
- 計算:
- ファイルの差:∣4−6∣=2
- ランクの差:∣3−4∣=1
- 結果: ✅ リーガルムーブ
c2 → e4
- 開始位置:c2 = (3,2)
- 目標位置:e4 = (5,4)
- 計算:
- ファイルの差:∣3−5∣=2
- ランクの差:∣2−4∣=2
- 結果: ❌ イリーガルムーブ
その他の特記事項
- ナイトは他の駒を飛び越えることができる
- 例えば、g1からf3に移動するときにf2やg2にポーンや他の駒があっても移動できる
- ナイトは常に移動元とは反対色のマスに着地する