4級

解説

物理的なチェスボードが目の前にある場合、おそらくチェスの経験者ならすべての駒で合法手の判断をすることがほぼ無意識にできるでしょう。

ただ、目隠しチェスでは「c3 にナイトが置かれている」というような文字ベースでの情報のみで合法手の判定を行わなければなりません。これは慣れていないと意外と難しいものです。

まず、比較的簡単なキングの合法手判定から考えてみましょう。キングは全方向に動けますが、動けるのは1マス先だけです。

どの駒でも変化量という概念が重要になってきます。

例えば、ランクの変化量について考えてみましょう。g1からh2に移動する際は、ランクの差は 1 ですね。a8からa6の場合は、差は 2 です。これは数学でいうところの絶対値ですが、堅苦しくないように変化量という言葉をここでは使います。

ファイルの変化量というのは、a=1, b=2, ... h=8 と各ファイルに数値を対応させて同様に計算すればいいです。

キングは、ランクとファイルの変化量の最大値が1であり、かつ両方が0ではない場合に移動できます。数式で表すと以下のようになります。

max(file1file2,rank1rank2)=1\max(|file_1 - file_2|, |rank_1 - rank_2|) = 1